指定強化クラブに属する保護者の方々へのご協力のお願い
アスレチックデパートメント長 福田一儀
今回の新型コロナ禍により、学業だけではなく部活動も大きな影響を受けています。
夏までの大会は中止となっています。本学においても、部全体の活動は休止し、三密にならないような形で、自主練習を行っている状態です。
保護者の方々におかれましても、ご家族の健康や生活、経済的な面で大変な状況であることと存じます。幸い本学の所在する「山口県萩市」では、感染が(本日時点では)確認されておりません。そのため、細心の注意を図りながらも、部員には特別な事情がない限り、この地に留まるよう指導しています。
ゴールデンウィークを控え、保護者におかれては、我が子の安全と健康を考えると、帰ってきなさいという気持ちになられるかと存じますが、そこは冷静に判断していただき、極力萩市に止まるようご指導いただければと存じます。
競技的な側面での話を少しさせてください。
今、各大学は等しく部活動は自粛されています。このような中、私はピンチでありチャンスであると密かに思っています。
うまくいけば、本学創立以来の最高成績を残すチャンスだと思っているくらいです。
部活動が活発に行われている通常の状態であれば、本来の競技力がそのまま順位に現れます。大学スポーツレベルでは、なかなか奇跡の幸運はやってきません。そもそもの競技力が勝利の唯一の要因です。
それが、この新型コロナのおかげで、自主練習しかできない状態の今、しっかりとモチベーション(情熱)を保ち続け、目標をもち、計画的にメニューをこなしたものが勝利をもたらす最大の要因に変わっています。もちろん本人の自覚が全てですが、我々とともに、保護者の方々におかれましても、是非、お子様に正しい指導と温かい励ましを望む次第です。
最後に、残念ながら春の公式戦で引退を考えていた4年生もいます。その無念は、我々の力では晴らすことはできません。ただ、唯一、後輩の活躍があれば、少しは報いることができると思っています。
今後とも、本学の指定強化クラブと所属するお子様に対して、理解とご指導をお願いいたします。いつの日か試合会場で、笑顔でお会いしたいものです。