今年度「英語クリニック」のドアをノックしたのは次の4人。
写真 後列 左から 岡崎 遥海(おかざき はるか)さん、佐野 英五(さの えいご)さん、冨賀見 萌衣(ふかみ めい)さん。 (いずれも1年生)
前列は、漢城(ハンソン)大学校から特別聴講生として来学している金 秀美(キム スミ)さん3年。
4人は、毎週火曜の昼休みになると、キャンパスの一角にある通称‘オレゴンタウン’に足を運び、英語のスキット練習に余念がありません。
スキットの題材は、先輩の「オレゴン旅行」体験に基づいています。
旅行の一般的な場面20をピックアップし、それぞれの場面をマンガ化された(冨賀見さんが手にしているような)カード教材を使います。
皆楽しそう、進歩も早いと福原教授は驚いています。
5年前に開院した当日のクリニックは、英語アレルギーの学生が多かったようですが、昨年度あたりから2020年の東京五輪通訳ボランティアを意識してか、英会話力のアップを目指す学生が多くなりました。
「L2(第2言語)学習では、自然環境が大事」と言う本学福原教授は、研究室内外の小スペースに、ミニオレゴンの町をセットすることを思いついたそうです。
この町では、‘ 楽しく、分かりやすく、力が付く ’ スキット練習ができるよう、学生の意見やアイデアを聞きながら、次のような工夫がこらされています。
1.一年で完結する20の場面は、オムニバス風にアレンジされている。
(例:Aも the Customs → Takig a Bus → Checkin など)
2.それぞれの場面には、特別セットが設けてある。
3.各セットには、オーセンティックなアイテムが用意されている。
(例:US Bill, Passport, T-shirt , LION coffee など)
4.スキットは、学生と教授のロールプレイで行われる。
5.スキットは、場面が進んでも、必ず最初の場面に戻って(スイッチバック式に)行われる。
4人のほかに、英語の基礎の総復習、国家試験(過去問)の解答・解説、分法:長文の読解などに打ち込む学生の姿も見られます。
学外の方の参加もできます。(予め、英語研究室に来て「問診票」に記入の上、インタビューを受ける必要があります。)
ではまた、クリニックで!
英語研究室 福原