地域学実習 『萩を丸ごと体験しよう』
平成27年度から新入学生を対象に「地域学実習」を実施しています。本実習は、地方の小都市に立地している本学の特色を活かして、大都市にある大規模校では学びにくい「地域学」を、萩市をフィールドにして、歴史・文化・生活などの体験的に学び、卒業後に「町おこし」「地域づくり」の分野で活躍するための基礎力を養うことを目的としています。
4月11日(土) ~萩ジオパーク構想見学編~
平成27年4月11日(土)前日の雨が信じられないほどの快晴となりました。山口大学から永尾隆志先生(理学部)、加納 隆先生(大学院理工学研究科名誉教授)に同行頂き、教職員19名も参加し、萩市・椿東越ヶ浜にある笠山へ出発しました。
笠山のふもとにある明神池に到着後、3班に分かれ風穴や展望台で説明を受けながら萩の地層について学びました。
1班
2班
3班
身近な飲み物であるコーラを用いた火山現象を再現する実験。コーラには炭酸が含まれ、その炭酸が刺激を与えると炭酸ガスを発生し、火山の噴火と同じように噴出します。ちなみに実験後のコーラを飲んだ学生は、炭酸が抜けてただ甘くてまずい、と感想を述べていました。
展望台では萩の火山について、日本でも数少ない単成火山群で阿武火山群に属する活火山であることや、山口県北西部の萩市、阿武町、山口市に分布する40あまりの火山体から構成されているなど、萩の火山について説明がありました。
頂上の展望台からは、お天気に恵まれたおかげで萩市街地や日本海に浮かぶ島々の美しい景色を見ることができました。
頂上を一周し、そこから見える風景も心に残るものとなりました。
桜の側でお花見気分も楽しめました。
日ごろと違う場で、先生方との親近感もグッと増したようです。
~須佐ホルンフェルス見学編~
昼食後、萩市須佐にある須佐ホルンフェルスへ移動しました。
須佐ホルンフェルスは国の名勝及び天然記念物に指定されており、北長門海岸国定公園の海岸沿いにそびえる白と黒のストライプの断層です。これは変成岩の一種で、マグマの熱などによって砂岩や頁岩が深成岩と接触変成したものです。
引続き、明日は「萩の産業革命遺産見学」として萩反射炉から松陰神社、萩城下町と巡ります。