今年のオープンキャンパスではビジネス文化専攻の授業体験として、「韓国語会話」と「中国語会話」の言語体験授業を取り入れた。韓国語は、日本語と同じく主語+目的語+述語=(SOV)の語順であり、中国語は、日本語や韓国語とは異なっており英語と似た主語+述語+目的語=(SVO)の語順である。
授業では、初めて学ぶ言語と日本語との似て非なる言い方を文法構造として理解してもらい、基礎文字の発音練習と手作りの「簡単基礎会話集」を見てもらいながら自己紹介と基礎的会話を練習した。短い時間であったがいつの間にか、もう簡単な日常会話にまで進んだのは驚きだった。そこで、こんどは本学の留学生と実際にコミュニケーション会話を実践することになった。
会話の場面設定は、日本語がわからない留学生との出会いの場であった。初めは話が通じず、もどかしがって目を丸くするなどハプニングが連続し、笑いが飛び交った。そのうち、段々慣れてくると「안녕하세요?저는 ○○예요.」、「你好!我姓○○,叫○○。」と自己紹介をし、覚えたばかりの言語でおやつや飲みものを勧め合ったり、手振り身振りを交えて何とか意思疎通をはかろうとする姿があった。授業が終わり、受講生たちと留学生の2人は、互いに「 再见!」と言い、つかの間の名残を惜しんでいた。2016.9.16 李 文相(イ ムンサン)